患者さん本人の希望を中心に考えていますが、医学的根拠から外れる事はできません。たとえば・・・虫歯も多く歯垢で汚れている患者さんには、ハミガキの練習をすすめます。 口の中が汚れてべっとりでは、治した金属も外れやすく新たな虫歯もすぐに発生するからです。
歯周病で腫れ出血が著しく膿みまで出ている方の場合も、歯ブラシの練習と段階的歯石とりが必須です。「忙しいから歯周治療を1〜2回で全部終わりにしてくれ」という希望は、学問的に不可能なのです。歯周病対策は「長期経過管理が必要」です。
・・・まず医療事故を無くすためにも適正な検査をする必要があります。必要ならばX線写真を撮影し、痛い歯はもちろんかくれた病巣を探し出します。
成人のほとんどに発症する歯周病は、歯肉の炎症デジタルCCDカメラで画面表示し保険指定の検査を行います。これらの画像を患者さん自身で見て頂きます。これによって歯科におけるおおよその疾患が浮かび上がり、患者さん個人の 「歯科医療データ」が出来上がります。この時点で適切な治療計画がつくれるのです。検査やX線写真はこまめにお勧めします。悪化しそうな箇所が予測できるのですから。
2.正しい治療には正確な検査を!
これは個々の医院でさまざまですが、《痛くなく、短期間で、安価》が望ましいのはもちろんです。そこでのもと歯科では「歯は悪くなる前に継続管理するべき」・・・と考えています。なぜなら歯は自然に治らない 臓器です。「痛くなってから」「歯に穴があいてから」 でいいのでしょうか?一度穴があいた歯は悪化する一方です。放置すれば神経まで腐ってきます。「いざとなったら抜けばいい」・・・?は、本当に健康なのでしょうか?・・・痛い時だけの対処療法で、予防はできないのです。
予約にやむなく遅れてしまう患者さんもまれにいらっしゃいますが、それは仕方のないことです。
しかし・・・治療計画に沿わず「中断の連続」があったら・・・治療中断は間違いなく健康の悪化につながります。助かるはずだった神経も、抜かねばならないかもしれません。根の消毒を怠れば、神経を抜いた歯は腐るでしょう。型をとった金属も入らなくなってしまいます。
・・・ご自身の健康のため、治療計画をすすめていくのが結局は最良の方法なのです。
1.現代の歯科医療のとらえかた
4.患者さんと医院との協力を
以下に当歯科での基本的方針を説明させて頂きます。
      

歯科に限らず、医療は理解と合意の上で治療を受け、患者さん自身の協力も重要です。
それには各医院の診療プランや、料金制度をよく聞いて確認し、
それが自分の希望とスタイルに合っているかを選定すればいいと思います。

3.患者さんの希望と、医学的裏付け
のもと歯科では治療計画に沿うよう、かつお待たせしないよう努力しています。
患者さんが、みな治療に協力して下さるので
「予約の待ち時間はゼロ」を実践できています。ありがとうございます。
のもと歯科クリニックでは・・・